〜 今あるものを大切に 〜 愛知県一宮市を拠点に活動しているNPO法人

お家の文化財を守る会
お家の文化財を守る会
サイトマップ
お問合わせ

お家の文化財を守る会

1. 設立趣旨

日本は戦後世界に稀なる高度経済成長を遂げ、経済面では超大国といわれるまでになった。それは、原材料に乏しい我国にとって、世界に伍していくに、技術革新による大量生産の道しかなく、そこには涙ぐましい努力が払われたのであった。その結果、確かに現在の日本は、物質的にはありとあらゆる物が溢れ、一見生活が豊かになったと思わせる。しかし、心の豊かさはどうであろうか。「新しいものが良く、古いものはダメ」的な風潮がはびこり、まだ十分使用できるものまで捨て去られ、大きな無駄を生み出している。これは物に関してだけでなく、人間の心理にも大きく影響を与えており、古くからの日本固有の伝統技術や伝統技能が忘れ去られてしまい、すでに枯渇してしまったものも多々見受けられる。その中には、日本人特有の繊細な技や、日本人だからこその感性に基づく知恵であったりする。それらはいうまでもなく、日本文化を育み、作り上げてきた基礎であった。現代における社会問題の多くは、先端技術をはじめ、グローバル思考に偏りすぎ、日本固有の文化・伝統技術などを蔑ろにしてきたツケである。

そこで、今後の日本(日本人)の在り方を考えるにあたり、過去から現在までの歴史・文化を再認識する必要があると考えるのである。

2. NPO法人の必要性

最小単位である家庭をみても、長短の差はあれ歴史があり、各家庭にあるあらゆるモノにはそれを手に入れた経緯や思い入れが在るはずであるし、子供の頃遊んだおもちゃにしても、昔使われた農機具なども、その時代を現す証言者といえる。それらは、広い意味での文化財といえるのではなかろうか。ともすれば、もう使わないからとか、古臭いからという理由で、まだまだ十分使用できるのに廃棄処分したり、焼却したりで、この世から無くしてしまっている。中には社会資料的な価値や文化資料的な価値が認められるものが在ったとしてもである。

そうしたものを今一度確認し、遺せるものは遺していこうとする努力を各家庭に勧める諸事業を興すことにより、極力今在るものの消失を防ぐと共に、失われてつつある伝統技術の継承・育成に寄与したいと考える。

本来こうした事業は、各自治体(特に教育委員会)が実施するべき事業であるが、現状ではすでに認証されている文化財の保存・調査もままらなない状況である。従って、行政と技術者双方を結びつけ、潜在する文化財の発掘・保全と、特殊・伝統技術の継承・発展、そして今在るものを大切にするという意識の向上を、率先して取組むNPO法人が必要と考える。

3. 申請に至るまでの経過

30年近くに亘り、JA全農を通じ表具修復事業に携わり、およそ12万点に及ぶ作品の修復を行ってきた。これは全国的にみても圧倒的な実績であったが、その組織は今や解散して、それだけの特殊技術を持った表具技能者が職を失い、一般の表具店も雇い入れるだけの余裕もなく、現在は派遣の仕事などで食い繋いでいる状態にいる。

又、表具受注した家庭の状況は昔からのものは大切にしたいという意思はあっても、保存方法や取扱方、手入れの仕方については大半の家で御存知なく、従って痛むべくして痛み、汚れるべくして汚している様相であった。JA全農を通じてそのあたりの情報提示の努力を行ってきたが、組織が解散した今は、半端な状態となっている。しかし、これらの情報や、自分の家にある物の意味や価値は、実は一番知りたいという欲求がある。

したがって、これらの要望に応え、さらに各地域に眠る広い意味での文化財を発掘し、それらを手入れ・保存するため表具技能士を始め、各種技能保持者と連携し、ネットワークを構成する事により、広い意味での文化財の保全と伝統技術の継承・育成の両面にメリットのある事業にできるのではないかと考えるに至った。

平成18年12月19日


NPO法人 お家の文化財を守る会
〒491-0013 愛知県一宮市北小渕南切51番地
TEL 0586-75-5331 / FAX 0586-75-5381

当NPO法人について
組織概要
入会のご案内
プライバシーポリシー
お問合わせ

お家の文化財を守る会
愛知県一宮市北小渕南切51番地
TEL 0586-75-5331
FAX 0586-75-5381

[ 相互リンク ]


Copyright © 2007-2008 お家の文化財を守る会 All Rights Reserved.
Produce By 雅SEOコンサルティング