屏風の形式

屏風の種類
屏風の種類は、大きく形状と寸法により分けられます。表に貼る紙や本紙の種類にも色々あります。
六曲屏風

- 創成期の屏風は六曲が主流でした。本間(ほんけん)屏風と呼ばれるものは、高さは鴨居の下まで、平らに広げた時の横幅は畳二帖分の長さとされる為、地方により大きさが違います。二つを一組にして一双(いっそう)、一つだけの場合は半双(はんそう)と呼びます。
四曲屏風

- あまり見られない屏風。中世では牛車の昇降口に立てたそうです。
- 徳川時代には武士が切腹する時に用いるものとして不吉とされましたが、六曲よりもコンパクトでありながら、二曲よりも枚数が多いので、重宝される場面もあるようです。
二曲屏風

- 戦国時代に襖障子を二枚綴じ合わせて出来た形と言われています。
- 大きさは、高さは鴨居に届き、広さはその地方の畳一帖(片面)ですから、地方により差(京間と田舎間とで二三寸の相違)があります。
- 現代では最も一般的な屏風です。
風炉先屏風

- 茶道で用いられる二枚折りの屏風で、比較的背の低い屏風です。茶道に用いるものですから、掛軸のように三体があります。各流派により寸法や仕様に好みがあり、利休好、宗旦好等があります。
枕屏風

- 婚礼の祝いや遊郭などで風除けとして、枕元に置かれたもの。
- 現在は風炉先のように小さな二曲屏風を指しますが、必ずしも二曲とは限らず、小さな屏風を指します。
- 『歴世女装考』に「今用ふる枕屏風も長かもじ、その外、身につく物を仮に掛るものにて、高さは一尺五、六寸が、本義なるべし」とあります。
※この他にも、八曲、十曲屏風や両面屏風等がありますが、一般には殆ど作られていません。
表紙(おもてがみ)・本紙・枠の種類
| 鳥の子和紙 | クリーム色の厚手の和紙で、襖にもよく使われます。 |
|---|---|
| 洋金箔平押 | 真鍮の箔を鳥の子紙に押したもの。 |
| 本金箔平押 | 本金箔(純金・金銀の合金等)を鳥の子紙に押したもの。 |
| 全体 | 屏風の表紙全体が本紙になっており、全体に繋がった絵等がよくあります。 |
|---|---|
| 台張り | それぞれの面に一枚ずつ、書や絵等の本紙を貼ります。 |
| 貼り交ぜ | 短冊・色紙・扇面等をバランス良く配置して貼ります。 |
| 黒 | 一般的には黒塗りが用いられます。本漆やカシューといった塗装があります。 |
|---|---|
| 朱塗 | 一般的ではありませんが本紙によってはマッチします。 |
| 桑 | 塗装をせず、木目をそのまま生かします。桑材は茶道具の世界では最高級とされています。 |
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